「あっ!やっと見つけた!!翔太♪」


走ってきた桜は俺の隣に座った。

「最近翔太私の隣に居てくれないでしょ。それが寂しいの…。だからずっと傍にいてくれる?」


「居てやるよ。ずっと。」


「じゃあ!付き合ってくれる…?」


「付き合うって、桜と?」


「うん。」


「それは、ごめん。俺は今は菜々しか考えられない。」


「菜々さんなんて、意地悪なのに…そんな子を好きなんて信じられない…。」


「やっぱり思うんだ。菜々は意地悪じゃない。」