紫星はどう見ても新米執事には見えなかった。


みんながリビングに集まった。


紫星は深々と礼をすると、自己紹介をした。


「みなさま、おはようございます。今日から執事として来ました紫星でございます。よろしくお願いします。」


拍手をして朝ご飯を食べた。


おいしかった。


「なぁなぁ!紫星さー彼女いる?」


翔太の質問に首を傾げる紫星。


「う~ん…婚約者は居ますけど…。」


「すげぇ!!俺と仲間だな!!」


翔太は紫星の手をブンブン上下に振っていた。