「翔太ドンマイ。」 龍平は、俺の肩に手を置くと数回叩き菜々達と先に行ってしまった。 「沖縄は、こわいサー。」 自分の所だけ吹雪がふいた気がした。 1日目の最初は班で行動するウォークラリー。 班の班長の優は地図を広げて場所の確認をしている。 菜々はボーッとしていて龍平は亜美と仲良く話している。 「よしっ!出発!!」 優の声で優と菜々と俺は動き出した。 でも、龍平は亜美と離れたくないみたいでずっと手を繋いでいる。