涙を流すと凉ちゃんは抱きしめてくれた。 「俺も楽しかった。今までありがとう。あと……」 凉ちゃんは私を真剣に見て、 「幼い頃から好きだった。今でもそれは変わらない。だから…付き合って下さい!」 えぇ!? 堂々と桜の前で告白された。 桜の顔なんか見れない…。 「わ、私も好きだけど凉ちゃんには桜がいるじゃん?」 首を傾げると、 「桜?って子とは嘘で付き合ってた!」 えぇ!? 桜を見ると嬉しそうに笑っていた。