「お待たせ。戻ろーぜ!」
「うん。」
栗原が笑顔だったから、あたしも笑顔で返した。
さっきよりも遠くなった2人の距離に、少し寂しくなる。
「あれー!!!七瀬じゃーーん!」
そう聞こえ、ふと顔をあげると、ふわふわした女の子が栗原に駆け寄っていた。
「槙原じゃん、どしたの?」
「いや、コンビニに買い物ー。…あれ、橋本さんじゃん、どしたの?2人して。」
「あ、えっと…」
なんて言っていいのかわからず、あたしは口ごもる。
「勉強会、してんだよ。奏太ん家で。ちょうどおやつの時間だろ?買い出し担当になったわけ。な?橋本」
そんなあたしを助けるように言う栗原。
「あっ…そ、そうなんだ」
「ふーん…?そっか!じゃあね!」
隣では、栗原が槙原さんに手を振る。

