恋する彼女は雨に哭く

くしゃくしゃと頭を撫でてみれば

にゃんにゃんと指に吸い付いてくる。残念ながらなにも出ないよ。

少しトイレに行こうと席を立つと

当然のようについてくる。親かと思われたのか。

その歩き方に少し違和感を持った。

かばうように歩いている左前足を見ると

痛々しい程に晴れ上がっていた。