恋する彼女は雨に哭く

むしぱんの欠片を食い終わったであろう子猫が

こちらにまぁ愛くるしい顔を向けていた。

「…いや、拾えないから」

そう言ってもう一度駆け出そうとした



「にゃっ!…にゃう…」



「…だから、無理だって」

やっぱり申し訳なくて、むしぱんの残りを全部子猫に放り投げた。

それなのに

飯にはめもくれず

にぃにぃと鳴き続ける子猫に



「だあぁーもう…!!!!」







芦屋蒼、猫、拾いました。