慶喜「また来る……」

  土方「来るなら…この八人は抜いて下さい……遥がもし目覚めたら……会いたくない筈です。他の兵を付けて下さい……それから…この八人を二度と遥が見ることのないよう…配慮願います……殺さずに……」

  慶喜「分かった」

   
 慶喜達を見送り、遥のbedの脇に座った 

  土方「遥!起きろ!飯だ!飯!」

  遥「スー スー スー スー スー スー」

  土方「頼む……起きろ!遥…」

  総司「……………………………………」

  土方「総司…お前…滋養強壮の薬持ってたな? 遥はいつも何処から取ってるか知ってるか?」

  総司「はいっ!其処の引き出しです」

     多すぎて分からない

  総司「此と此と此は飲んでます」

  土方「残り少ねぇなぁ…………………」

  総司「飲ませて下さいっっっ!!!」

  土方「いや…多分遥は、計算しながらお前に飲ませていたはずだ……起きて薬がなかったらご立腹だろ~」
  
  総司「どうしますか…?」

  土方「医者から貰ってくる…後は…

      石田散薬っっっ!!!」

  総司「やめた方が良いですよ!」

  土方「何でだよっっっ!!!」

  総司「本当に死んじゃいます!」

     バコンッッッ!!!

  土方「黙れ! 薬貰ってくる…」

    土方は医者まで走った

  土方「(死ぬ訳ねぇだろ!!死なせてたまるかっっっ!!!)」


   ーーーーーーーーーーーーーー


  強力な滋養強壮の薬を貰った土方は

   まず自分が水と薬を口に含み  

     遥の口に流し込んだ

        コクン

  飲み込んだのを確認し、口を離した

  土方は遥の頭を撫で布団を肩までかけた