時は幾年も流れ…………………

   皆祝言を挙げ、子供もできた

    独身は土方と総司のみ

土方「お前祝言挙げなくて良いのか?」

   総司「土方さんこそ…………」

   土方「俺は……遥の迎えを待つ」

  総司「私もです。君菊さんは……」

 土方「駄目なんだ……あいつが言わなかったことがどうしても許せねぇ……」

   総司「遥が悲しみますよ……」

 土方「コレばっかりは仕方ねぇ……」

   

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  毎年、土方の誕生日には家が光る

 土方「毎年毎年ありがてぇな………」

  左之「愛されてるなぁ~~~~!」

    土方「あぁ」

 総司「私は誕生日すら教えてくれなかった」 

 土方「確か……夏生まれだって言ってたぞ……。産まれた正確な日は明かされてないんだと………」

   総司「そうなんだ…………」

   いつも皆でお酒を呑むときは遥の分も用意されている。 煙草も土方が吸いきっていたが、ちゃんと灰皿も用意されている

 土方「遥の卵焼きが食いてぇな……」

   総司「ホットケーキとチョコレートケーキ」

左之「なかなか忘れらんねぇもんだな」

 新八「遥の存在がデカすぎたんだ…」

  土方「俺は……忘れるなんて無理だ

     女を抱く気も起きねー」

 左之「重傷だ……。何年経つと思ってんだ……身体壊すぞっっっ!!!」

 土方「それ言ったら若い総司のが重傷だろ」

 総司「私は別に……平気なんです」

  土方「それこそ不健全だろう…」

総司「夜寝る時、遥を思い出すんです」

  土方「俺も~~。最期の夜にな…」

  左之「抱いたのかっっっ!!!」

  新八「それ寿命縮めんだろう!」

  土方「俺も散々断ったんだ……
 あいつ、脱いで泣きながら隼がお母さんと一緒にいたいって言うから作ろうって………。時間がないから抱いてくれって言うんだよ……」


 左之「………………………………」


 土方「月に手を伸ばして…もう迎えが来ちゃった……とか言いやがる……」


 新八「………………………………」


 土方「あいつの最期の願い位…叶えてやんねぇと………な!」

   
  総司「……………遥……………」