部屋に戻ると君菊が駆け寄ってきた


   君菊「大丈夫なん?」

   遥「あの位は朝飯前だよ」ニコッ!

   君菊「冷やそうな……」

   遥「大丈夫だよ」

   土方「冷やしとけ。顔だしな……」

   近藤「そろそろお開きにする。

     このまま泊まる者は朝の稽古に遅れないように帰って来いよ!!!では解散!」

     山南と近藤は帰った

   土方「遥はどうする」

   遥「まさか!歳は泊まる気?」

   土方「お前次第」

   遥「ほぉ~~~~~?恋仲目の前に堂々と浮気か?」

 土方「泊まるならお前と同じ部屋だ馬鹿」

   チラッと総司を見ると寂しそう

   遥「帰る。総司は?」 

   総司「帰ります」

   遥「じゃ、一緒に帰ろう?」

   土方「じゃ、帰るか!」

  遥「君菊!化粧落として着替えさせて」

   君菊「おいで?」

  君菊に化粧を落として貰い、着替えた

  遥「ありがとう…君菊!また来るね!」 

  君菊「うん!待ってるわぁ~~!

    土方はんをお願いなっっっ!!!」

  遥「まだ好きだったりすんの?」

  君菊「そんな簡単に諦められるような男やないんや」

  遥「さようかっ!早く諦めろっ!」

  君菊「土方はんが呑みに来たら食うよ?」

    遥「……………………………………」

  君菊「冗~談!土方はんも遥にベタ惚れやからなぁ~。誘っても多分無理やわぁ~~」

   遥「ゴメン……土方と寝たら友達どころか君菊殺しかねない……食わないでね……」

   君菊「土方はんに誘われたら堪忍な」

   遥「どの口が言う~~~~~~」

   君菊「いはい!いはい!」

       ギュッ!

   遥「君菊に出会えて良かった……

 本当に土方が君菊を好きになったら仕方ないから返してあげるからね」

   ギュッ!  君菊も抱き返して 

   君菊「うちも遥に会えて良かった。

    遥だから土方はん譲るわぁ」

   遥「また来るからね……」


   
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