近藤「我々の仕事及び生活保障は……」

   桂「薩摩との同盟までは今まで通りの仕事を続けて下さい……給金は長州が出します」

   遥「長州にお金はないでしょう!」

   桂「何とかする!!!」

   土方「それか……知れるまで幕府から頂戴するか………」

   近藤「歳!!!」

   遥「それは危険すぎます!!!」

   近藤「……………………………………」

   遥「薩長同盟後の新選組の地位は?」

   桂「警視庁……もしくは……軍隊」

   遥「警視庁で!戦の時は…新選組を特攻に使って下さい……新選組の名と部隊はこのまま継続。軍は最高司令官として置いて下さい

  奇兵隊や海援隊もそれぞれありますし」

    桂「っっっ!!!」

    近藤「飲めるか?」

    桂「分かりました」

    土方「決まりだな……坂本………

      調印を………………………」

    坂本「血判書にするか?」

   土方「杯を交わすんだ……血判書!」

   近藤「遥はどうするつもりだ」

   桂「会合の時に来て頂ければ良い」

   土方と遥は顔を見合わせ微笑んだ

   土方「屯所建設の金は………」

   勘定方「1270両」

   遥「行けますか?」

  土方「幹部と総長、参謀にも聞く……」

   土方は立ち上がり、家を出た

  
    ……………………………………


  遥「桂さん…遥と呼んで下さい……

    私は女なので殿は入りません」

  桂「分かりました」

  近藤「……………………………………

     本当に……痩せたな………」

  遥「今日からは眠れそうです!!!」

  近藤「そうか……」ナデナデ

  遥「近藤さん、土方、桂さん、坂本さんのお陰です……」  ペコリ

  坂本「可愛い所もあるんじゃな……」

  遥「いつだって可愛いですから!」

  坂本「どの口が言うっっっ!!!」

  遥「乙女さんはお元気ですか?」

  坂本「あぁ!!!殺しても死なん!」

  遥「失礼な人ですね……」

  近藤「乙女さん?」

  坂本「姉です。遥のような化け物じゃ」

  近藤「ふっ! 遥は確かに………」

  遥「近藤さん?」ニコッ!

  近藤「しかし…文武両道…歳の女には此くらいがちょうど良い……少し位破天荒でないと……組長は務まらん」

  遥「近藤さんっっっ!!!」ギュッ!

  坂本「組長……遥が?」

  遥「幹部を倒したんです……木刀のみで」

  桂「おめでとうございます」

  遥「ありがとうございます。部下たちが可愛くて可愛くて…仕方ありません!」

  坂本「遥らしいのぉ……」