道場にて

   土方「遥…木刀のみで幹部と試合しろ」

   遥「はい」

   土方「平助…やれ」

   平助「はい」

   土方「両者構え…………始め!!!」

   カンカンカン カカン カンカン

   平助「上達したなぁ~~~」

   遥「土方にも稽古つけられてたから」

   カンカンカン  カンカン

  遥はしゃがみ込んで下から振り上げるが  
  交わされ…平助が後ろに回り込み

   木刀を振り下ろす…………………

      とんっ!!!

    平助が振り下ろす瞬間

      下から胸を突いた

   土方「ふっ! 勝者  遥」

   遥「うをーーーーーーーー!!!

   勝った勝った!!!平助を殺した!」

   平助「死んでねぇよっっっ!!!」

   遥「ふふふふふふふふふ…………

     今日から私が魁先生だぁ!

    ちび助……平伏せっっっ!!!」

   平助「やらねぇよっっっ!!!

     そしてちび助でもねぇし

     平伏すものかっっっ!!!

     たった一度勝った位で

     調子に乗るなっっっ!!!」

   遥「えーーーーーーー!!!

     マジで言ってんの???」

   土方「馬鹿か…お前は……一度勝った位で調子にのんな……まぁ……でも組長倒したからな……お前は……11番の組長を与える」

   遥「おっしゃぁ!新撰組の歴史を変えたぜーーーーーーーーーーーーーー!!!

   皆様……宜しくお願いします!!!」

   幹部は遥の周りに集まり談笑……

   土方「隊を組み直す…巡察は…もうしばらく先だ」

    遥「はぁーーーーーーーい」

   平隊士「俺、遥の隊に行きてえ」

      「俺も~~」

     「でも、遥、無鉄砲だからなぁ」 
 
     「死ぬな…………」

    遥「っっっ!!!ちょっと!

      平隊士君たち………

      私が組長になったら

      命懸けて護りますよ……

      もしくは……

      我先に逃げるっっっ!!!」

   平隊士「勘弁しろよ~~~~!」

     「俺は遥の隊が良い」

     「俺も~~~~~~」

 遥は平隊士達の肩を組んでケラケラ笑っていた      
    左之「あの笑顔…破壊力すげぇ!」

    新八「俺も11番組の隊士になる」

    平助「俺も~~~~~~」

  総司「遥が…遥が巣立ってしまった…」

   土方「喜んでやれよ。努力したんだ…

    それに…お前が師匠には変わりねぇ」

  総司「そう……ですね……」