ー 遥彼方 ー 新選組と共に……




   客間に行くと二人はもういた

   土方「本来ならば捕縛だぞ………」

   桂「分かって来ているんだ……会合と捉えてくれないか?」

   坂本「坂本龍馬と申す」

   遥「坂本龍馬……」

   坂本「いかにも……」

  遥「写真通り。話がしたかったんです」

  坂本「儂もじゃ…遥殿」

  遥「聞きます聞きます」

  土方「座れ…茶を頼む」

   門番にお茶を頼み、土方も座る

  土方「生憎…近藤は留守だ」

  桂「そうですか…残念です…」

  坂本「儂は遥殿と話せれば良いき」

  遥「はい。何でしょうか」

  坂本「儂の命を護りたいと……」

  遥「はい」

  坂本「これから何が起こるか分かっとるからじゃろ」

  遥「はい」

  坂本「儂が先の世に残ると言うことは……同盟が成立し、長州が勝つと言うことじゃろ」

   遥「……………………………………」 

  坂本「暫定と受け止めるき」

  土方「言える範囲で答えろ」
 
  遥「はい」

  桂「何故遥殿は此方におられるのですか」

  遥「来て下さい……」

  角を曲がったところから遥の家を見せた

  坂本「ケラケラ 成る程……偶偶だな……」

  遥「幸い、新選組の方々に大事にして頂いてるので、私も恩義を尽くします」

  坂本「中を見たい」

  遥「副長に許可を得て下さい……平隊士すら入室禁止なので……」

    坂本と桂は頭を下げる 

    土方「お前等は敵だ……」

  坂本「縛っても良か……」腕を出す坂本

   土方の合図で 遥は手錠をかけた 

  坂本「此も未来の物か……」

   遥「はい」

  土方「ちょっと此処で待て…」

 土方は道場に行き、総司と左之を連れてきた

  土方「見張りを付ける」

  坂本「良い」

  遥「どうぞ」

  坂本「申し訳ない……」

      カチャ!

  桂・坂本「っっっ!!!

    何処かの姫かっっっ!!!」

  遥「……………………………………はい」

  土方「……………………………………クスッ!」

  坂本「ほうかぁ~~~」

  土方「此奴は強い……」

  桂「爆弾を作る術も知っている」

  坂本「容姿端麗 文武両道」

  遥「それは誉めすぎです」

  土方「男並に…口は悪いし、手も出るが、料理も上手く、家事もこなす」

  遥「幾松さんほど、尽くせる女じゃありません」

  桂「クスッ! そうですか……」