ー 遥彼方 ー 新選組と共に……





  桂「長州に頂きたい」

  遥「断る」

  桂「何故」

  遥「敵だから」

  桂「でも、あなたは今、坂本龍馬と私と稔麿の話を…………」

  遥「吉田稔麿を殺したのは……私だ」

  桂「っっっ!!!生きて欲しかったのでは……」

  遥「説得したが…聞き入れて貰えなかった」

  桂「何を説得した」

  遥「桂小五郎の手助け…久坂 玄瑞の挙兵を止める…高杉晋作をエゲレスに送れ…と」

  桂「何故晋作をエゲレスに?」

  遥「労咳を治せるかも知れない医者がいるから……治して欲しくて……だから逃げろと言った」

     バコンッ!!!

  土方「お前、池田屋で何してたんだ!」

  遥「他の浪士にも…止めろと言ったのに…興奮して聞き入れてもらえず…」

  桂「労咳が…治る…?」

  遥「高杉の今の状態は?」

  桂「戦い続けてる…恐らく吐血も…」

  遥「奇兵隊も大事だけど…高杉晋作の頭脳は……土方と匹敵するほど……死なせて良い人材じゃない。ちなみにメリケンに手を出しても無駄……日本は一度も勝ったことがない…

  メリケンを裏切り、受けた報復は……日本は大打撃………あなたの頭で考えるより遥かに恐ろしい惨劇です。22万人が亡くなります。メリケン攻撃をやめて下さい……

  今ならまだ間に合う!!!エゲレスへ!

  忘れ形見の息子さんが可哀想です…」

  桂「敵の味方か…………」

  遥「はぁ?」

  桂「いえ…あなたは…何がしたいのです」

  遥「はぃ?」

  桂「此方側に来たいのでしょう…」

  遥「YESでNOです」

  土方「何…?」

  桂「ほぅ…何故…」

  遥「私は新選組であり、土方の恋仲。

   そして…長州の方々を殺しすぎた」

  桂「我々も幕府軍を殺してきた…」

  土方「渡すつもりはねぇよ」

  桂「でしょうね…簡単にいくとは思ってませんから……」

  遥「新撰組ごとなら……行く」

  桂「本当か?」

  遥「近藤、土方の説得は皆無ですけど。

    私は未来の軍人です…言っときますけど…銃には自信ありますから……次の戦までに……いや……慶応三年、11月15日までに新撰組ごと仲間にしてみて下さい!」

  
   
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