「あたしと舜くんはただの幼なじみだよ? いっつもいってるよ? あたし。 ねぇ舜くん。 」


「んー ま。 普通の幼なじみよりかは仲いいけどなっ!」


うんうん。 確かに確かに。


舜くんはいつだってまわりに なに言われたって変わらない。

いつもまっすぐ


舜くんのこーゆうとこ好きだなぁ。

「つーかさ乃愛みたいな幼児体型じゃ裸 見たって なにも感じねぇし?」


なっ!?


「やっぱ女子高生はいいなー。 胸がおっきいやつがいっぱ…」

ばしっ


スクバで舜くんを叩いてやった。 ふん。 舜くんが悪いんだから。


エロバか舜くん。


「もぉ色気ないんだからっ」

「あたしに色気なんてなくていいもん。」

舜くんなんてだいっきらい。


「乃愛っいつまでもそんな子供みたいなこといっちゃだめよ。」


いいもんいいもん。


「高校生になるといろんなことが変わっちゃうんだから。」


へっ?

「……いろんなこと?」


いろんなことってー…?

だってわかんないんだもん。


あたしと舜くんは「幼なじみ」で


それ以上でもそれ以下でもないのに

なんで「幼なじみ」のままじゃだめっていわれちゃうんだろう

変わる? 高校生になっただけで あたしと舜くんのなにが変わるっていうんだろう。


「やっぱ 考えてもわかんないやっ!」