裏表ガールも恋をする



「本当、電灯もなんにもない道だね〜」


この道の中で、唯一の光となる懐中電灯を持った楓が、懐中電灯の光をゆらゆら揺らしながら先頭を行く。

私は、最初1番後ろにいたんだけど、後ろとか怖すぎるよ…。

ってことで、今は楓にしがみついて歩いてる。


「…にしても、ここまで結菜ちゃんが怖がりとは思ってなかったなぁ〜。」


ニヤニヤしながら言う颯太君は、限りなくムカつくんだけど、今はそれどころじゃないの。無視します。