裏表ガールも恋をする



『はあ、まだなにか。』


私があからさまに顔をしかめて言ったにも関わらず、なにも気にしない様子で話しかけてくる。


「このあと、俺らと遊びに行こうよ!」

「いーねいーね、俺ら良い場所知ってるよ!」


最初の態度とどんなに違うか分かってんのか、こいつら。

…みんなして、顔で判断しやがって。


『…お化けに可愛いとか言ってるんだったら、お化け屋敷に行ってくださいねー、ご来店お待ちしてまーす。』


淡々と素晴らしい棒読みで言い、手を振り払おうとするが、なかなかそう簡単にはいかない。

あー、もう、まじむかつくんだけど!!!


色々なことに対する怒りが爆発しそうになったとき、私の空いている方の手を掴み、私の腕を掴んでいるチャラいおじさんの手を乱暴に放させる人が現れた。