楓を見ると、真剣な顔で大和君を見つめていた。 あ、大和君走り出した!! 大和君、めっちゃ足早いから抜かせるかな。なんて思っていた私は驚いた。 紅軍との差は、広がりも縮まりもせず一定だった。 一定で、でもすごい速さで進んで行く。 …あ。紅軍の走者、陸上部だ。 しかも、1年生なのに短距離リレーメンバー入りしてるはず。 …それは、速いよね。