裏表ガールも恋をする


「………。」


無言のままの楓には、私の誤魔化しが通用してないんだと思う。

あーあ。私はまた楓に心配かけて。
最悪だなぁ。


『あのね、楓。確かに怖くないって言ったら嘘になる。むしろ怖い。怖くて…ほら。私の手…こんなに震えてる。』


今まで隠してきた震えの止まらない手を楓の前に出した。


「ゆいn…『でもね!』


『私は、いつまでも逃げてられない。ちゃんと嫌なことでも向き合っていかないと……前に。進めないでしょ……?』


話しながら私の目には涙が浮かぶ。


『大丈夫!怖いけど…私には楓がいるから!楓がいてくれれば私は……大丈夫だよ…!』


伝わったかな?

目につたう涙を拭って、私は楓に笑顔を見せた。


「……そっか。そうだよね!今日1日、一緒に頑張ろ!!」

『おぅ!!』