裏表ガールも恋をする



考える中で、手足の震えはだんだん大きくなって行く。

私は、楓にばれないように、必死で手足に力をいれていた。


…だって、これ以上楓に心配かけたくない。



「ーーーな?結菜ー?おーい?」

『あ、え?なんだっけ??』

「たくー、聞いてなかったな??」


あはは。と楓が笑いをこぼしたあと、少しの沈黙。


何か話さなきゃと思っていても、なかなか言葉が出てこない。


「ーーーっ。あのさっ!」


先に声を出したのは楓だった。


「……やっぱり、怖い…よね。」

『…ううん。大丈夫だって!もぅー!楓は心配性だな!』


私は、笑いながら言った。
顔が引きつってるような感覚がしたのは、きっと気のせいだ。ちゃんと笑えてた。多分。