裏表ガールも恋をする



『もぅ!魚のさ、トルネードのやつ!!あれ本当すごかったよね!!キラキラして見えたんだよ!!』


水族館を出て、本日2度目の道を、2人ならんで歩く。


「うん、それ、俺も見たからな?分かってる?」

『分かってるってばぁ。でも、すごかったじゃん!』

「そうだな。」

颯太君は、笑いながら返事をしてくる。



『あーぁ。水族館終わっちゃったぁ。あとは、大人しく学校を待つだけか。今年の夏休みも呆気なかったなぁ。』

「どうせ、結菜、学校でも寝てるかサボるかじゃん。」


…酷くない?

私は、上から目線で言ってくる颯太君を軽く睨んで、反抗した。


『そんなん、颯太君も一緒じゃんか!』