瞳の中の碧い海



「3年に知り合いいないか
 二階堂先輩に訊いてみる!」


「頼りになる~」



恵美ちゃんが嬉しそうに笑う。



「廣田さん、ジャガーは
 知り合いいないのかな?」


「あの人に
 そんな使い道はないよ…」


「そうか…使えないのか」



「誰が使えないって!?」



1年女子が全員
ビクッと固まる。


振り返ると
使えない男がいた。



「いや、あの…」


「翼、ポケット六法貸して」


「なんで持ってないのよ!?
 最初に全員買ったでしょ?」


「オレ教科書
  買ったことないもん」


「ほら…やっぱ
  使えないじゃん…」