大学生になったばかりの ある日 悪友と 遊びに出掛けたときのこと。 仲間の1人が 今日はいいカモを連れてくる と言った。 「風俗嬢なんだけど ちょっとここが 足りないんだよね」 そいつはこめかみを指差して そう言った。 「乗せればすぐ ヤらしてくれるし 金もいくらでも 出すんだぜ?」 棗は そんな女に興味は無かったが 悪友たちは喜んでいた。 騙す方も悪いけど 騙されてカモにされる方も 悪いんだよ と その時までは思っていた。