ホッとしたように 溜息をひとつ吐いた。 フラフラと ベッドを抜けて 彼は洗面所に向かう。 ただ 水道の流れる音だけがして しばらく戻って来なかった。 水の音に紛らせながら また声を殺して 泣いているのだろうか? 再びベッドに 戻って来た時には いつもの棗に戻っていた。 どうしたの?と訊いても 疲れてるのかなと言っただけ。