瞳の中の碧い海




その時さすがに
これはヤバいと思ったのか


2、3年男子が
わらわらと食堂から出てきて


「やめろ、やめろ」と
口々に叫び
2人を引き離した。



「健、あいつなんか
 かまうなって!
 あの子もそのうち
   分かるから!」


2年生らしき人が
健ちゃんにそう言った。


「分かってからじゃ
   遅ぇんだ!!」


健ちゃんが怒鳴り返した。



棗はさっと着衣の乱れを直すと
何事もなかったかのように


「翼、行こう」


と手を差し延べた。