瞳の中の碧い海




「早坂…頼むから
 そんな事やめてくれ…
 1年女子は
 おまえがどんな奴か
 まだ知らねぇんだよ!」


「翼はオレのこと
 よーく知ってるよ?
   隅々まで…な?」



棗が舐めるような視線で
私の顔を見る。


肩にまわした手が
背中を滑り落ちて
腰まで行き

腰をキュッと強く抱いた。



「てめぇ…最っ低だ!
 いい加減にしろ!!」



健ちゃんがついにキレて
棗の胸ぐらを掴みあげる。


棗は私を腕から放しただけで
全くそれにも動じない。


「は?また暴力?圧力?
 最低なのは
  おまえの方だよ!?」