私はマウスピースを外しながら頷いた


「なぁ、サックス吹きたくない?」



「えっ?」


健斗くんは凄く悲しそうな顔をしてる



「やっぱり…お前にとってサックスって昔思い出させるのかなって…
最近音に元気ねーし」