「ごめん、2人共。部活を引退して焦ってたのかも。後半年しか残されてないって」
先輩・・・・・・?
「姑息なマネしないで堂々と告うよ。杏莉鈴ちゃん、好きだ」
え______?
先輩が、私を好き?
「小学生の頃はなんとも思っていなかったのに、中学に入って琉翔と一緒に入部してきて徐々に惹かれ始めたんだ」
嘘・・・・・・・
全然気付かなかった。
「中学の時は2人共この高校に入るって決めてただろ?だから余裕はあった。なのにいざ入学すると俺の居ない所で杏莉鈴ちゃんが誰かのものになっていたらと考えると、余裕なんてなかったよ」
初めて聞かされた先輩の想いに涙が溢れて来た。
「そんな不安を抱え、杏莉鈴ちゃん達が入学してくるのを俺はココで待っていた」
先輩が見上げた先には体育館があった。
「自分から行かなかったのはきっと怖かったから。杏莉鈴ちゃんには彼氏が出来ているかもしれないという恐怖に負けて待つだけにしたんだ」
こんなにも先輩は私を想ってくれていたなんて知らなかった。
知らないで私はあんな態度を・・・・・・


