「露口君!?」
「俺は前半戦だけ。後半戦は和輝が出るよ」
そうなの?
「琉翔もまだまだだね」
「お前なぁ~!ちょっとは紀村みたいに敬え!!」
「私はそんなに甘くないわよ」
「やっぱり杏莉鈴ちゃんはスパルタだねぇ~」
また違う人の声が聞こえ、振り返った。
「悠太先輩!それに、先輩方」
後ろに立っていたのは3年生の先輩と斉藤先輩、和輝君。
所謂レギュラーメンバーだ。
「どうしたんですか?」
「いや、いざ地区予選だと言われたら落ち着かなくてね」
「体育館はバレー部が練習始めたし、運動場もサッカー部と野球部が使っててね」
家で大人しく出来ないけど、練習する場所がないってわけね。
「だからマネを手伝いに来た」
「日頃の感謝を込めてね」
あ、もしかして琉翔も・・・・・・?
「そんなっ!先輩達にやらせることなんて出来ませんよ」
「じゃあ悠太先輩と斉藤先輩は干してあるタオルを回収して畳んでください」
「「了解」」
木を使ってロープを張り、そこにタオルが干してある。
「吉田先輩と内藤先輩は衣舞が洗ったタオルを干して下さい」
「「了解」」
「他の先輩方は衣舞と一緒にタオル洗って下さい。ノルマは2枚ですよー」
「「了解」」
「琉翔と和輝君はボトル拭くの手伝って」
「「了解」」
私が指示を出すと、順番に動き出して行った。
「いいの?杏莉鈴」
洗っている途中であるタオルを持って近寄って来た。
「いいんだよ」


