「何してるんだ?」
売りとして掛けている伊達眼鏡をクイッとあげ、見慣れない分色っぽく見えた。
「ジュースの在庫補充。そういう琉翔は?」
「あぁ、コーヒーのシュガーが切れたから補充。ってのは言い訳でちょっと休憩」
琉翔、女の子に人気だったもんね。
教室を出てくる前に見た光景を思い出して苦笑いを浮かべた。
「代わるよ。杏莉鈴はシュガー持ってって」
「大丈夫?」
「俺は女子じゃねぇーんだよ」
ポンと私の頭に手を置くと、ダンボールを軽々と持ち上げた。
「あ、1本持つよ」
ダンボールの上に乗っているジュースを抱え、シュガーを手に取った。


