れもんどろっぷ。



「ん…」

ふと目を覚ますと、真っ白な天井が目に入った。

あれ、あたし…どうしたんだっけ?



「起きたか、陽奈」

声のする方をちらりと見てみると。

星野さんがあたしの寝ているベッドの横にある椅子に座っていた。

「はい…あの、あたし…」

あたしが言い終わる前に、星野さんはすっとあたしの額に手を当てた。

ひんやりとした星野さんの手が気持ち良い。

「熱射病だ。今も結構熱が高いな…。今日の陽奈の分の撮影は明日に回してもらうか」

え、そんな…!

あたしのせいでたくさん迷惑がかかる。
そんなの…嫌だよ。