「おはようございます」
「おはようございます!」
もうすっかり慣れた業界の挨拶。
今日の流れを確認して、しばらく待ち時間。
それにしてもグアムの日差し…
こたえるなあ。
日本の何倍も直で日差しがきてる気がする。
パラソルの下とはいえ、炎天下の中での待ち時間は結構つらい。
「…おはよ」
急に正面に安藤さんが現れた。
「安藤さん、おはようございます」
あたしも返事を返し、暑さをしのぐため手でパタパタと顔を扇ぐ。
「…暑いな」
それに気づいた安藤さんがそう言った。
「日本とは日差しの強さが全然違いますね」