(遥斗side)
『一緒にご飯でも行かないか?』
あまりにも自然と出てきたその言葉に、自分でも驚いた。
木下も驚いてたし…
いきなり食事に誘うなんて、軽い男だって思われたかな。
共演した女優を食事に誘うなんて俺にとって初めての事だけど、そんなこと木下は知らないし。
そう思われても仕方ない…か。
木下のマネージャーに話をして、今は俺の車の助手席に木下を乗せている。
木下のマネージャーは少し浮かない顔をしてたけど…渋々承諾してくれた。
最初は俺の車に乗ることに抵抗していた木下も、少し経ったら笑顔を見せるようになった。
ニコニコしながら車内に流れる音楽を口ずさむ彼女がなんとも愛おしい。
