それにしても。
安藤さん、あたしの今後の予定なんか聞いてどうするんだろう…?
「そうか。じゃあ、この後は…暇なのか?」
「はい」
安藤さんは人差し指で頬をぽりぽりと掻きながら、何かを考えているようだ。
「…お腹、空いてる?」
「はい。お昼時ですもんね」
「俺もこの後暇で…。一緒にご飯でも行かないか?」
「へっ!?」
…!?
あ、安藤さんから…
食事のお誘い!?
驚きすぎて変な声を上げてしまった。
「あ、その、嫌だったら全然いいんだけど…っ!」
切れ長の目を見開いて、そう訴えてくる安藤さんがちょっとだけ面白い。
「いえ…。あの、いいんですか!?」
「いいも何も…俺から誘ったんだけど?」
目線を逸らしながら、頭を掻きながら、少しだけ頬を赤らめている安藤さん。
安藤さんって照れるとどこかを掻く癖があるんだなあ…。
…ちょっとかわいい。
って!
何考えてんのあたし!!
「あ、あの、はい…。ぜひご一緒させてください!」
あたしがそう言うと安藤さんは頬を緩ませて微笑んだ。
