「おはようございます!星野さん!」

次の日、迎えに来てくれていた星野さんに挨拶をして車に乗り込んだ。

「…ずいぶんと元気だな」

「はいっ!お陰様で」

「ん…でもスッキリした顔してるな」

星野さんはフッと笑いながらそう言って、あたしのあたまをぽんっと撫でた。

「はい。昨日は…すみませんでした」

「…次から頑張ればいい。車出すぞ」

「はい」





すぐに車は走り出した。

車の揺れが心地よくて、気づくとあたしは夢の中だった。