不気味な笑みを残し、くるりと方向転換してスタスタと歩き出す川東。
「…待て」
俺はそんな川東の肩を思いっきり掴んで引き戻した。
「なんですかぁ?」
さっきと打って変わって普段通り笑顔な川東に身震いがした。
「…なぁ、どうしたらいいんだよ」
「え?」
「だからその…写真」
…俺は情けなく頭を下げるしかないのか?
でもそれで納得するようなやつではない、こいつは。
「どうするもなにも、明日には全国に広まりますよ♪」
「頼むから…それだけは…」
やめてくれ、と言う前に…
「じゃあ遥斗さん、私と付き合ってください」
そう、川東から発せられた。
