「本番始めまーす!」
監督のその声に、あたしの心臓はドドドッとわかりやすいくらい音を立てた。
「なんかこっちまで心臓の音聞こえんだけど…大丈夫か?」
隣で遥斗さんが苦笑している。
「だ、だいじょぶ…だす」
「だすってなんだよ、だすって」
ついに吹き出した遥斗さん。
うぅぅ…恥ずかしい。
早く終わらせたいよー(泣)
「ほら、早くバスローブ脱いで。置いてくぞ」
そう言っている遥斗さんの方を見ると、彼は既にバスローブを脱ぎ、水着姿だった。
い、いつの間に…!
「は、はいぃぃ」
「ぶっ…マジで大丈夫?」
思わず裏返ったあたしの声を聞き、お腹を抱えて笑い出した遥斗さん。
もう本当に恥ずかしいすぎる…。
