撮影場所である浜辺に着くと、暑そうに手でパタパタと自分を扇ぐ遥斗さんがいた。
「遥斗さんっ!」
あたしは遥斗さんに駆け寄る。
「…なんか久しぶりだな」
そう言ってあたしの頭に手を置く遥斗さん。
遥斗さんはさりげなくこういうことするけど…こっちはドキドキするんだから。
「…そうですね」
ドキドキしているのがバレないように、なるべく自然に返事をする。
「…確認すっか」
「はい」
あたしたちはこのあと撮影するシーンの確認を始めた。
これから撮るのは、海水浴後の浜辺での告白シーン。
だから、あたしも遥斗さんも…実は水着。
2人とも今は上にバスローブを着ているから見えないけど、本番は脱ぐことになる。
あたしの水着姿を遥斗さんに見られるのはもちろん恥ずかしいけど…それ以上に、遥斗さんの水着姿に耐えられるかが心配。
