「ハールちゃん!」
噂をすれば涼平だよ…。
「きもい」
「…知ってる」
そう言ってニコニコと、いや…ニヤニヤと笑う涼平はビーチに似合わなすぎる。
「なあ、涼平」
「ん?」
「あいつ…いんじゃん。川東季紗」
俺がそう言うと、涼平が急に真面目な顔つきになった。
「あぁ…。良い噂聞かねぇよな」
「あぁ」
「…ま、美人だし巨乳だから見てるだけなら最高だけどね。陽奈ちゃんかわいいけど胸な…」
「だまれ」
まだ何か言いたそうな涼平の言葉を遮って俺は一発、涼平のみぞおちを殴ってやった。
「遥斗…今のはマジで痛ぇ」
「お前が悪い」
本気で痛がる涼平に罪悪感を覚えることはなく、むしろちょっと面白かった。
