「本当に御免。
今度埋め合わせするから」


「……ちぇー分かったよ、今回は諦める」



二人の会話が少しずつマシになっていく。

……何だよお前らやれば出来る子じゃないか!



衣服の着る音がする。
俺はほっと息を吐いた。



「……羽津、一緒に帰ろうよー」



衣服を完全に着たのか、男が催促する。
声の方向からして……ドア辺りだろうか。
だとしたら速く帰って欲しい。



それで好きなだけ、あはんうふんいやーん体験でもしてくれ。