とろける恋のヴィブラート

 ブルーかピンクか――。


 奏は下着姿でひとり、腕を組みながら試着室で迷っていた。

 
 何度もブルーのドレスを着たりピンクのドレスを着たり見比べてみたが、どうしても決めかねていた。試着室のドアをそっと開けると、柴野が自分用のシャツやジャケットなどを物色しているのが見えた。


 その時――。


「っ!?」