「でも、社長重役が集まるようなパーティーでピアノを弾くなんて……」
「不安?」
心配そうに顔の覗き込まれて奏は、つい弱音をこぼしてしまったことにハッとなった。
「い、いいえ。滅多にない機会だなって……思って」
「大丈夫、君には僕がついているしさ。あ、そうだ! これからパーティーで着る衣装を買いに行こう」
「え……? でも、私、レンタルしようと思ってたんですけど」
食事もちょうど終わった頃、予期せぬ柴野の提案に奏は戸惑う。
「いいんだよ、男の甲斐性ってやつ? それに、君は僕の恋人なんだから、もっと甘えていいんだよ?」
「柴野さん……ありがとうございます」
(そう、私は柴野さんの恋人……)
奏は自然と胸が温かくなるのを感じて、にっこり笑ってみせた――。
「不安?」
心配そうに顔の覗き込まれて奏は、つい弱音をこぼしてしまったことにハッとなった。
「い、いいえ。滅多にない機会だなって……思って」
「大丈夫、君には僕がついているしさ。あ、そうだ! これからパーティーで着る衣装を買いに行こう」
「え……? でも、私、レンタルしようと思ってたんですけど」
食事もちょうど終わった頃、予期せぬ柴野の提案に奏は戸惑う。
「いいんだよ、男の甲斐性ってやつ? それに、君は僕の恋人なんだから、もっと甘えていいんだよ?」
「柴野さん……ありがとうございます」
(そう、私は柴野さんの恋人……)
奏は自然と胸が温かくなるのを感じて、にっこり笑ってみせた――。



