とろける恋のヴィブラート

「音痴」


「ぶはっ!」


 だんだん気分が良くなってきたところでいきなり顔面に衝撃が走った。


 奏は顔に貼り付けられた紙を勢いよくもぎ取ると、気分をぶち壊した犯人に文句を言おうと意気込んだ。

 しかし――。


「あ……」