とろける恋のヴィブラート

「……わかりました。ホテルの都合がいい時にでもお伺いします」


「うん、助かるよ」


 徐々に崖っぷちに追いやられるような感覚だった。もう逃げ場はない。奏は仕事と割り切って小さく返事を返した。