柴野に連れて行ってもらった店で、思いかけず柴野から奏の初恋の相手は御堂ではないかと言い責められた。
奏は、隠していても仕方のないことだと腹を括る思いで、御堂が自分の初恋の相手だと白状したが、柴野のマンションに誘われて来るか来ないかで自分の気持ちを試そうとした柴野に、奏は多少なりとも失望を覚えた。
『奏……その、この間の事なんだけど――』
「あの!」
できれば触れて欲しくない内容に触れられそうで、奏は言葉も考えずに無理やり口火を切った。
しかし、空っぽの頭の中には何も気の利いた言葉は浮かんでこなかった。
奏は、隠していても仕方のないことだと腹を括る思いで、御堂が自分の初恋の相手だと白状したが、柴野のマンションに誘われて来るか来ないかで自分の気持ちを試そうとした柴野に、奏は多少なりとも失望を覚えた。
『奏……その、この間の事なんだけど――』
「あの!」
できれば触れて欲しくない内容に触れられそうで、奏は言葉も考えずに無理やり口火を切った。
しかし、空っぽの頭の中には何も気の利いた言葉は浮かんでこなかった。



