とろける恋のヴィブラート

(御堂さん……どうしてそんな目で見るの?)


「柴野って言ったか……お前は、あの男といて幸せなのか?」


「え……?」


「昨日、お前が他の男から泣かされてるって思ったら……無性に腹が立った。それに――」


 奏の胸元で光っているガーネットのネックレスに視線を落とすと、御堂は眩しいものでも見るようにぐっと目を細めた。


「お前、ガーネットの意味知ってるか?」


 奏の手を掴む力を強め、御堂は睨むように奏を見つめた。