「人と音楽を繋げるのが演奏家の役目……ですね」
その瞬間、長年モヤモヤとした霧がサッと引いて、目の前がクリアになった。
「……お前のピアノ、俺は嫌いじゃない」
「え……?」
ポツリと小さくこぼした御堂の言葉に、奏は思わず聞き返した。
「今なんて――」
「プロでも演奏中にオーディエンスの目が気になって思うようにいかないことはよくある。自分の奏でる音楽を、人に受け入れてもらうためにはそれなりの表現力と精神力が必要だろ」
その瞬間、長年モヤモヤとした霧がサッと引いて、目の前がクリアになった。
「……お前のピアノ、俺は嫌いじゃない」
「え……?」
ポツリと小さくこぼした御堂の言葉に、奏は思わず聞き返した。
「今なんて――」
「プロでも演奏中にオーディエンスの目が気になって思うようにいかないことはよくある。自分の奏でる音楽を、人に受け入れてもらうためにはそれなりの表現力と精神力が必要だろ」



