とろける恋のヴィブラート

「シャワー浴びてくる。そのあとにお前が選曲したリストを見るから」


「あ、はい!」


 奏は、思わず御堂の肌に見蕩れてぼーっとしていると、淡褐色の瞳にギロリと睨まれ、ハッとなった。


「御堂さんは、起きてからすぐヴァイオリンを手に取って調子を見ないと気がすまないタイプですか?」


「……あぁ」