ふと、同じ色の瞳を持つ彼の事を思い出した。同時に予感めいたものが脳裏を掠めた。
もしかして、陛下は――
僕はしゃんと背筋を正し、陛下に答えた。
「身に余る光栄でございます、陛下」
一礼して御手を取る。陛下は微笑んで僕に寄り添った。鼓動が聞こえてしまいそうな程、距離が近づく。ふんわりと、優しい花の香りが陛下から伝わってくる。
心臓が爆音を響かせている。緊張の余り顔をあげられない。
眼前に煌めくネックレスにあしらわれたインディゴブルーの石が、綺麗なデコルテを更に魅力的に見せている。その下の優美な膨らみに、思わず鼓動が加速した。駄目だ、余計緊張する。
僕は思い切って顔を上げた。確実に頭一つ分は低い僕が陛下を見上げる形になる。どう見たって不釣り合いだ。
それがどうした、気にしていられるか、思う存分ご笑覧あれ。
音楽が流れ、僕らは踊り出す。
「よかった。断られるかと思ったわ」
陛下は僕に囁いた。口調がエマお姉さんに戻っている。
「断わる理由などありません。僕が陛下と踊ってるなんて、夢みたいです」
本当に夢みたいだ。いや、夢なのかもしれない。気持ちの高揚が震えになって、重ねた掌から伝わってしまいそうだ。
もしかして、陛下は――
僕はしゃんと背筋を正し、陛下に答えた。
「身に余る光栄でございます、陛下」
一礼して御手を取る。陛下は微笑んで僕に寄り添った。鼓動が聞こえてしまいそうな程、距離が近づく。ふんわりと、優しい花の香りが陛下から伝わってくる。
心臓が爆音を響かせている。緊張の余り顔をあげられない。
眼前に煌めくネックレスにあしらわれたインディゴブルーの石が、綺麗なデコルテを更に魅力的に見せている。その下の優美な膨らみに、思わず鼓動が加速した。駄目だ、余計緊張する。
僕は思い切って顔を上げた。確実に頭一つ分は低い僕が陛下を見上げる形になる。どう見たって不釣り合いだ。
それがどうした、気にしていられるか、思う存分ご笑覧あれ。
音楽が流れ、僕らは踊り出す。
「よかった。断られるかと思ったわ」
陛下は僕に囁いた。口調がエマお姉さんに戻っている。
「断わる理由などありません。僕が陛下と踊ってるなんて、夢みたいです」
本当に夢みたいだ。いや、夢なのかもしれない。気持ちの高揚が震えになって、重ねた掌から伝わってしまいそうだ。



