夜の怪盗

バサッという羽織りが風に当たる音。

「やべーなァ。夜とはいえ今日警備多くないか」

圭斗は、飛びながら、蓮に話し掛ける。

この力は、全部、朱々からもらったモノ。

「まァ、何人いたって余裕だろ」

「蓮。その甘さが朱々の命とりになる」

「そうだけどよ。俺らはー…」

夜の怪盗。

夜にだけ、力が強くなる怪盗。

「朱々を助けるには、真のカケラを6つ集め、朱々に渡さなきゃいけない」

「青のカケラは億万長者が持っている」

圭斗に続いて呟く尚途。

「青のカケラ、赤のカケラ、黄のカケラ、緑のカケラ、紫のカケラ、そして、金のカケラ」